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「最初になんとなく選んだ証券会社のまま、新NISAを続けていいのかな」
「ポイントが多くつく証券会社に変えたいけど、今持っている投資信託はどうなるの?」
NISAを始めてしばらくたつと、こんな疑問が出てきますよね。
結論から言うと、新NISAの証券会社は年単位で変えられます。2027年分の変更は2026年10月1日から受付が始まっています。ただし、移せるのは「これから買う非課税枠」だけで、今持っている投資信託を新しい証券会社へ移すことはできません。
この記事では、2027年1月から新しい証券会社で積み立てたい人向けに、いつまでに何をすればいいかを4ステップで整理しました。
💡 この記事のポイント
- NISAの金融機関は年単位で変更できる(1人1口座のまま、年ごとに切り替え)
- 2027年分の受付は2026年10月1日から2027年9月30日まで
- 移せるのは「これから買う枠」だけ。今の保有商品は移せないが、今の証券会社で非課税のまま持ち続けられる
- 1月から新しい証券会社で買いたいなら、11月中に始めて12月中旬までに終えるのが目安
- 今の証券会社の積立設定の解除を忘れると、1月の買付で変更が1年先送りになる
結論:変えられるのは「これからの枠」だけ。2027年分は受付中
新NISAの口座は1人1口座ですが、口座を置く金融機関は年単位で変えられます。たとえば2026年はA証券、2027年からはB証券、という形です。
手続きは、今の金融機関で「勘定廃止通知書」をもらい、それを新しい金融機関に出すという2段階です。新しい金融機関が税務署に申請し、確認が終わるとその年の分から使えるようになります。
2026年10月1日以降に手続きした場合は、2027年分からの変更になります。2026年分の枠は今の証券会社に残るため、2026年中の積立は今の証券会社で続けることになります(年内の買付の扱いは各社の案内も確認してください)。
乗り換えで「できること」と「できないこと」
「NISAの引っ越し」とよく言われますが、実際に動くのは非課税で買える枠の置き場所だけです。ここを誤解して、今の投資信託を売ってしまう人もいるので先に整理しておきます。
| 項目 | どうなる? |
|---|---|
| これから買う分 | ✔ 変更できる 変更後の年からは、新しい証券会社でつみたて投資枠・成長投資枠を使う |
| 今持っている投資信託・株 | ✖ 移せない 今の証券会社に非課税のまま残り、そこで持ち続けることも売ることもできる |
| 生涯の非課税枠(1,800万円) | 金融機関が変わっても通算で管理される。前の証券会社で使った分も含めて1,800万円 |
| つみたて枠と成長枠を別々の会社に | ✖ できない 同じ年の2つの枠は、同じ金融機関で使う |
| 変更できる回数 | 年単位(1年ごとに1つの金融機関) |
※ジュニアNISA口座・こどもNISA口座は、金融機関変更の対象外としている会社があります(松井証券など)。
前の証券会社に残した投資信託は、無理に売る必要はありません。売ると、その分の非課税枠が復活するのは翌年以降です。また、売ってから買い直すまでの間に値動きがあるので、「新しい証券会社にまとめたい」という理由だけで売るのは慎重に考えましょう。
2027年1月から新しい証券会社で積み立てるスケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2026年10月1日〜 | 2027年分の変更受付がスタート(今がこの時期です) |
| 11月中 | 今の金融機関に勘定廃止通知書を請求し、新しい証券会社に申し込む |
| 12月中旬まで | 新しい証券会社での手続きを終える(年始から取引したい場合の目安) |
| 12月中 | 今の証券会社のNISA積立設定を2027年1月以降は止める |
| 2027年1月〜 | 新しい証券会社でNISAの積立スタート |
| 2027年9月30日 | 2027年分の変更の締切(ただし、2027年に今の証券会社のNISAで買っていたら、2027年分は変更できない) |
※マネックス証券は、翌年始から取引したい場合は12月中旬ごろまでの手続きを推奨しています。手続き全体の期間は、通知書が郵送かどうかや書類の不備によって変わります。
NISAの証券会社を変える手順(4ステップ)
STEP1:新しい証券会社の総合口座を開く(まだの人)
NISA口座は、その証券会社の総合口座とセットです。まだ口座がない場合は、先に総合口座を申し込みます。多くのネット証券では、口座開設とNISAの申込(金融機関変更)を同時に進められます。STEP2と並行して進めてかまいません。
STEP2:今の金融機関で「勘定廃止通知書」をもらう
今NISA口座がある金融機関に、「金融商品取引業者等変更届出書」を提出します。受け付けられると、「勘定廃止通知書」(NISA口座そのものを廃止していた場合は「非課税口座廃止通知書」)が交付されます。
楽天証券の案内(2025年10月時点)によると、SBI証券・マネックス証券・松井証券・PayPay証券・SMBC日興証券などはWebから請求できます。銀行や対面の証券会社は、店頭や郵送が中心のところもあります。郵送の場合は届くまでに時間がかかるので、早めに動きましょう。
STEP3:新しい証券会社にNISA(金融機関変更)を申し込む
新しい証券会社で、NISAの申込区分として「金融機関変更」を選び、勘定廃止通知書と本人確認書類(マイナンバーが未登録ならマイナンバー確認書類も)を出します。通知書は、郵送するタイプと内容をWebで入力するタイプがあり、会社によって違います。その後、新しい証券会社が税務署に申請し、確認が終わるとNISA口座が使えるようになります。
STEP4:今の証券会社の積立設定を止め、新しい証券会社で積立を設定する
見落としやすいのがここです。今の証券会社のNISA積立設定が残ったままだと、手続きが年明けにずれ込んだ場合に1月にNISAで買い付けられ、その年の変更ができなくなるおそれがあります。新しい証券会社の口座が使えるようになったら、同じ金額・同じ商品で積立を設定し直すところまでやって完了です。積立額を見直すなら、このタイミングがちょうどいい機会です(新NISA月3万円は多い?20年後の金額とみんなの積立額)。
① 松井証券の口座を開設(すでにある人は不要)
② お客様サイトの「口座管理」→「各種口座開設状況」から、NISAの手続き種類で「金融機関変更・再開設(他社→当社)」を選んで申し込む
③ 郵送で届く「NISA口座開設申込書(非課税口座開設届出書)」に記入し、勘定廃止通知書と本人確認書類を添えて返送
④ 松井証券が税務署に申請。書類の受け入れ後、税務署の確認に約1〜2週間
※書類の郵送があるため、1月から使いたい場合は11月中の申込が安心です。手続きの詳細は公式サイトでご確認ください。
📌 まだ松井証券の口座がない方は、先に総合口座を開設します。手順は → 松井証券でNISAを始める手順|口座開設から積立設定まで(NISAの同時申込は選ばず、口座ができてから金融機関変更へ)
よくある失敗と防ぎ方
1. 1月に今の証券会社で積立が買い付けられた
その年にNISAで1回でも買い付けると、その年の変更はできません。2027年1月に今の証券会社で約定してしまうと、変更は2028年分からに先送りです。12月中に、今の証券会社の積立設定を確認しておきましょう。
2. 「全部移る」と思って、今の投資信託を売ってしまった
保有商品は移せませんが、売る必要もありません。前の証券会社に非課税のまま残しておけます。売って現金化すると、値動きのタイミング次第で損をしたり、枠の復活が翌年になったりします。
3. 書類の住所・氏名が一致せず、手続きが止まった
引っ越しや結婚で、今の金融機関と新しい証券会社の登録内容が違うと、手続きが進まないことがあります。松井証券も、住所変更などの手続き中はNISAの申込ができないとしています。先に登録情報をそろえてから申し込みましょう。
4. 年末ぎりぎりに動いて、年明けに間に合わなかった
勘定廃止通知書が郵送の金融機関だと、それだけで日数がかかります。年末年始は郵便や審査も混みやすいので、11月中に始めるのが安全です。間に合わなかった場合でも、2027年9月30日までに手続きを終えれば、今の証券会社のNISAで2027年に買っていない限り2027年分から変更できます。
そもそも乗り換えたほうがいい?判断のポイント
つみたて投資枠で買える投資信託は、どの証券会社で買っても商品の中身や信託報酬は同じです。差が出るのは、ポイント還元・クレジットカード積立・最低積立金額・アプリの使いやすさといったサービス面です。手間をかけて乗り換える価値があるかは、次のように考えるとわかりやすくなります。
✔ 今の金融機関で、積みたい投資信託(オルカンなど)が買えない・選べる商品が少ない
✔ 銀行など、ポイントやクレカ積立のサービスがない金融機関で始めた
✔ この先10年、20年と積み立てる予定で、長期保有で差が出るサービスを重視したい
今のままでもよい人
✖ 今の証券会社のサービスに不満がなく、手続きの手間のほうが気になる
✖ 今のクレカ積立のポイントが、自分の使い方では一番多くもらえている
✖ キャンペーンだけが目的(条件や期間が変わりやすい)
積立は、続けた年数で結果が大きく変わります。オルカンを毎月積み立てた実績でも、途中でやめずに続けた期間が長いほど、ドルコスト平均法の効果が出ていました(ドルコスト平均法シミュレーション|オルカン月3万円の実績検証)。何年も置いておく口座だからこそ、長く持つほど有利になる仕組みがあるかは確認しておきたいポイントです。
長期で積み立てるなら:投信残高ポイントの松井証券
長く持つほどポイントがたまる|松井証券
松井証券では、投資信託を100円から購入・積立できます。保有している投資信託の残高に応じてポイントがたまるサービスがあり、還元率は最大で年1%(ファンドにより異なります)です。積立を何年も続けると残高が大きくなるため、長期で持ち続ける人ほど差が出やすい仕組みです。JCBオリジナルシリーズのカードによるクレカ積立にも対応しています。
なお、ポイントの対象は松井証券で保有している投資信託です。前の証券会社に残した分は対象にならないので、乗り換え後に積み立てた分から残高が増えていくイメージです。
松井証券
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※ポイントの還元率・付与条件やキャンペーンは変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
📌 松井証券の申し込み手順(スマホで最短即日)は → 松井証券の口座開設方法
よくある質問
Q. 2026年中に証券会社を変えることはできる?
A. できません。その年の分を変更する締切は9月30日で、2026年10月1日以降の手続きは2027年分からの変更になります。
Q. 前の証券会社に残した投資信託は、ずっと非課税?
A. 新NISAで買ったものは、前の証券会社に残っていても非課税で保有を続けられます(新NISAに保有期限はありません)。売るときも、前の証券会社で売却します。
Q. 1年で何回でも変えられる?
A. 変更は年単位です。同じ年に使えるNISAの金融機関は1つだけで、つみたて投資枠と成長投資枠を別々の会社で使うこともできません。
Q. 乗り換えると、非課税枠がリセットされる?
A. リセットされません。生涯の非課税保有限度額(1,800万円、うち成長投資枠1,200万円)は、金融機関をまたいで通算で管理されます。
Q. 手続きにお金はかかる?
A. ネット証券では手数料がかからないケースが一般的ですが、扱いは金融機関ごとに異なります。書類の郵送が必要な場合は、その手間と日数も見込んでおきましょう。
まとめ:1月から乗り換えるなら、11月中に動き出そう
- 新NISAの金融機関は年単位で変更できる。2027年分は2026年10月1日から受付中
- 手続きは「今の金融機関で勘定廃止通知書をもらう → 新しい証券会社に出す」の2段階
- 今の保有商品は移せないが、前の証券会社で非課税のまま持ち続けられる
- 1月から新しい証券会社で積み立てるなら、11月中に始めて12月中旬までに完了が目安
- 今の証券会社の積立設定の止め忘れに注意(1月に買うと1年先送り)
商品は同じでも、置き場所によってポイントやサービスは変わります。手続き自体は2段階なので、年明けから気持ちよく積立を続けられるよう、早めに準備しておきましょう。
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長く持つほどポイントがたまる積立を始めたい方はチェックしてみてください。
松井証券
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※手続きの方法・ポイント還元などの最新条件は、必ず公式サイトでご確認ください。
📌 毎月いくら積み立てるか迷ったら → 新NISA月3万円は多い?20年後の金額とみんなの積立額
📌 積み立てを続けるとどうなるか、実績で確かめたい方は → ドルコスト平均法シミュレーション|オルカン月3万円の実績検証
⚠️ 免責事項とご利用上の注意
- 本記事は、NISAの金融機関変更の一般的な手続きを紹介するものであり、特定の金融商品の購入や、特定の証券会社の利用・乗り換えを推奨するものではありません。
- 手続きの方法・必要書類・所要期間は金融機関によって異なり、変更される場合があります。実際の手続きは、必ず各金融機関の最新の案内に従ってください。
- 投資信託は価格変動があり、元本を下回る可能性があります。外国の資産に投資する投資信託は、為替の変動の影響も受けます。
- NISA制度・税制・各社のサービス内容は2026年10月11日時点の情報であり、変更される場合があります。
- 本サイトにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。各サービスの内容・手数料・ポイント還元は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
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<参考資料>
金融庁「新しいNISA」
松井証券 よくあるご質問「NISA口座を開設する金融機関等を他社から当社に変更したい」
マネックス証券「NISA金融機関変更のお手続き期限について」(2026年9月16日)
マネックス証券「NISA口座の金融機関変更」
楽天証券「NISA 金融機関変更」
りそな銀行「NISAの金融機関変更方法はどうすればよいですか?」


