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「ビットコインを買ってみたいけど、いつ買えばいいか分からない」
「毎月少しずつ、自動で買えたらラクなのに」
そう考えている人に向いているのが、取引所の積立サービスです。
結論から言うと、ビットコインの積立は国内の取引所なら月1万円、サービスによっては1回500円から始められます。ただし、積立サービスはどれも販売所と同じように、市場の価格にコストを上乗せした買値で買うしくみなので、手数料が無料でもその上乗せ分(スプレッド)だけコストがかかります。この記事では、各社の積立の違いとコストの目安を数字で見ながら、始め方と注意点を解説します。
・銀行口座から自動で引き落としてほしい → Coincheckつみたて(月1万円から)
・月1万円より少なく始めたい → GMOコイン(1回500円から。日本円の入金は自分で)
・毎月5万円以上買う → 積立より自分で取引所(板)で買うほうがコストを抑えやすい
積立は「買う時期を分けて、値動きの影響をならす」方法です。値下がりしないわけではありません。
💡 この記事のポイント
- ビットコイン積立は月1万円(Coincheck)/1回500円(GMOコイン)から
- 積立は「手数料無料」でも、買値に手数料相当額(スプレッド)が上乗せされる。年12万円なら、3%で約3,600円が実質コスト(試算)
- 毎日プランと毎月プランは、長く続ければ結果の差は小さくなりやすい。続けやすいほうでOK
- 積立は購入回数が増えるので、税金の計算は取引所の年間取引報告書を使う
- ビットコインは新NISAでは買えない。NISAの積立と並べるなら順番を決めておく
コインチェック
※口座開設・維持費は無料です。積立の設定は口座開設のあと、アプリから行えます。
ビットコイン積立とは?しくみをかんたんに
ビットコイン積立は、決まった金額を、決まったタイミングで自動的に買い続けるサービスです。一度設定すれば、毎月(または毎日)同じ金額ずつビットコインが買い増されていきます。
金額を固定して買うと、値段が安いときは多く、高いときは少なく買うことになります。投資信託のつみたてと同じ「ドルコスト平均法」の考え方です。
仮の価格で見る:一括で買う場合との違い
1BTCの価格が「1,000万円 → 500万円 → 1,000万円」と動いた3か月で、毎月1万円ずつ買った場合と、最初に3万円をまとめて買った場合を比べてみます(価格は説明のための仮の数字です)。
| 1か月目 1,000万円 |
2か月目 500万円 |
3か月目 1,000万円 |
合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 毎月1万円の積立 | 0.001BTC | 0.002BTC | 0.001BTC | 0.004BTC(3か月目の評価額 約4万円) |
| 最初に3万円一括 | 0.003BTC | - | - | 0.003BTC(3か月目の評価額 約3万円) |
※スプレッドなどのコストを含まない単純な計算です。
途中で値下がりした月に多く買えたぶん、積立のほうが平均の買値が下がり(1BTCあたり750万円)、結果がよくなっています。
ただし逆に、価格が上がり続けた場合は一括で買ったほうが多く買えますし、価格が下がり続ければ積立でも損失は出ます。積立は「損をしない方法」ではなく、「買う時期で悩まず、値動きの影響を分散する方法」と考えてください。ドルコスト平均法の考え方は、オルカンの実際の基準価額で試算したドルコスト平均法の記事でもくわしく解説しています。
積立できる取引所の比較|いくらから・頻度・入金方法
国内の主な積立サービスを、始めやすさの点で比べました。
| Coincheck (Coincheckつみたて) |
GMOコイン (つみたて暗号資産) |
bitFlyer (かんたん積立) |
|
|---|---|---|---|
| 最低金額 | 月1万円 (1,000円単位) |
1回500円 (500円単位) |
1回1円 |
| 上限 | 月1,000万円 (プラン・銘柄で異なる) |
1回5万円 | 1回100万円 |
| 頻度 | 毎月(月イチ)/毎日 (毎日は1日約300円から) |
毎日/毎週(水曜日)/毎月(10日) | 毎日/毎週/毎月2回/毎月1回 |
| お金の出どころ | 銀行口座から自動引き落とし | 取引所の日本円残高 (入金は自分で) |
取引所の日本円残高 (入金は自分で) |
| 積立手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 購入価格 | 取引所等の価格に手数料相当額0.1〜4.0%を上乗せ | 17時時点の販売所の買値(ASK) | 販売所の価格 |
※2026年10月時点の各社公式サイトの情報をもとに作成。Coincheckの手数料相当額は、価格の急変時などに上記を超える場合があります。条件・対象銘柄は変更される場合があります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
自動引き落としで「ほったらかし」にしたい人|Coincheck
Coincheckつみたての特徴は、銀行口座から毎月自動で引き落とされることです。GMOコインなどの積立は取引所の日本円残高から買うので、残高が足りないと買えません。Coincheckは入金の手間がなく、設定したあとは基本的に何もしなくても続きます。
最低金額は月1万円で、1,000円単位で設定できます。毎月1回買う「月イチつみたてプラン」と、毎日少しずつ買う「毎日つみたてプラン」から選べ、毎日プランなら1日あたり約300円からの積立になります。ビットコインやイーサリアムなど31銘柄から選べます(2026年10月時点の公式サイト)。口座振替手数料と積立サービス手数料は無料です。
口座がまだない人は、Coincheckの口座開設のやり方で申し込みの手順を画面の流れに沿って解説しています。
コインチェック
※積立の条件は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトをご確認ください。
月1万円より少なく始めたい人|GMOコイン
GMOコインの「つみたて暗号資産」は、1回500円から(上限5万円)設定できます。プランは毎日・毎週(水曜日)・毎月(10日)の3つで、たとえば「毎週500円」なら月2,000円ほどから始められます。買い付けは各日の17時時点の販売所の買値(ASK)をもとに、17時〜19時の間に行われます。
積立は取引所の日本円残高から買うので、先に日本円を入金しておく必要があります。残高が足りない回は買い付けが行われず、3回続けて買えなかった銘柄は積立設定が削除されるので注意してください(bitFlyerは、買えなかった回があっても設定は残ります)。GMOコインは即時入金と日本円の出金が無料なので、少額をこまめに入金しても手数料はかかりません。
▶ 【GMOコイン】の公式サイトで積立の条件を見る
口座開設の手順はGMOコインの口座開設ガイドで解説しています。
取引所の積立は、ビットコインを買い続けるだけのサービスで、利回りや元本の保証はありません。SNSなどで「預けるだけで毎月○%増える」「元本保証の暗号資産積立」といった話を持ちかけられたら、まず詐欺を疑ってください。日本居住者向けに暗号資産の売買を行うには金融庁(財務局)への登録が必要で、登録業者かどうかは金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます。
積立の実質コスト|「手数料無料」でもスプレッドはかかる
積立サービスは「手数料無料」と書かれていますが、購入は販売所と同じように、市場の価格にコストを上乗せした買値で行われます。この上乗せ分(スプレッド)が実質のコストです。Coincheckつみたては、手数料相当額を0.1〜4.0%(カバー先または同社取引所の価格に対して。価格の急変時などは超える場合あり)と公式サイトで案内しています。GMOコインの積立は、販売所の買値(ASK)で買い付けます。
では、1年間積み立てると、スプレッドの分はいくらになるのでしょうか。
| 積立額 | 年間の購入額 | スプレッド1% | スプレッド3% | スプレッド4% |
|---|---|---|---|---|
| 月1万円 | 12万円 | 約1,200円 | 約3,600円 | 約4,800円 |
| 月3万円 | 36万円 | 約3,600円 | 約10,800円 | 約14,400円 |
| 月5万円 | 60万円 | 約6,000円 | 約18,000円 | 約24,000円 |
※当サイトの簡易試算。購入額×スプレッドで計算し、価格変動は考えていません。実際のスプレッドは相場の状況や時間帯で変わります。
月1万円なら年間で数千円の差ですが、金額が大きくなるほど差も大きくなります。ここが、積立を続けるか、自分で買うかを考える分かれ目です。
月5万円以上なら「自分で取引所で買う」選択肢も
取引所(板取引)なら、CoincheckのビットコインはMaker・Takerとも取引手数料0%で、スプレッドもかかりません。ただし、Coincheck取引所のビットコインは0.005BTC以上からしか注文できません。仮に1BTC=1,000万円なら、1回5万円以上が必要です。
・月数千円〜数万円 → 積立サービス(取引所の最低注文に届かないので、自動化のメリットが大きい)
・月5万円以上(1回で0.005BTC以上買える) → 月に1回、自分で取引所(板)で買うとコストを抑えやすい
・どちらか迷う → まずは積立で始め、金額が増えたら取引所に切り替える
取引所での買い方(指値・成行)や、販売所との違いはビットコインの買い方|初心者は500円から、販売所と取引所の違いで解説しています。
毎日と毎月、どちらのプランがいい?
同じ月1万円でも、「月1回で1万円」と「毎日300円ほど」では、買うタイミングの数が違います。
| 毎月プラン | 毎日プラン | |
|---|---|---|
| 買う回数 | 年12回 | 年365回ほど |
| 値動きの分散 | 月ごとにならす | 日ごとにならす(1回の買値の影響が小さい) |
| 記録の量 | 少ない | 多い(年間取引報告書で確認) |
| 向いている人 | シンプルに続けたい人 | 「たまたま高い日に買った」が気になる人 |
※Coincheckの毎日プランは、月1万円なら1日あたり約300円の積立です。GMOコインの毎日プランは、1回あたりの金額(500円から)を自分で決めます。
ビットコインは1日で数%動くこともあるので、毎日プランのほうが「買った日の運」の影響は小さくなります。一方で、何年も続ければ毎月プランでも購入回数は十分に増え、結果の差は小さくなりやすいと考えられます。大事なのはプランの違いより、無理のない金額で続けられるかどうかです。
ビットコイン積立の始め方(Coincheckの場合)
STEP2 Coincheckつみたてに申し込む(銘柄・金額・プランを選ぶ)
STEP3 引き落とし用の銀行口座を登録する
STEP4 積立が始まったら、ときどき残高と履歴を確認する
STEP1の口座開設が終わっていないと、積立は申し込めません。本人確認でつまずきやすい点はCoincheckの口座開設のやり方にまとめています。
積立の申し込みでは、銘柄(ビットコイン)、毎月の金額、プラン(月イチ/毎日)を選び、引き落としに使う銀行口座を登録します。銀行口座の登録から実際に買い付けが始まるまでには時間がかかるため、始めたい月があるなら早めに申し込んでおくと安心です。
積立を始める前に知っておきたい注意点
1. 生活費とは分けた「なくなっても困らない金額」で
ビットコインは価格の変動が大きく、過去には1年で大きく値下がりした時期もあります。積立でも、値下がりが続けば評価額は買った金額を下回ります。生活防衛資金(生活費の数か月分)を別に確保したうえで、続けても家計に影響しない金額にしておきましょう。
2. 値下がりしても「設定を止めるかどうか」を先に決めておく
積立は、値下がりした時期に多く買えることで平均の買値が下がるしくみです。値下がりで不安になって止めると、そのしくみを使えなくなります。一方で、家計が苦しいのに続ける必要もありません。「生活に影響が出たら止める」など、自分なりの基準を始める前に決めておくと迷いにくくなります。
3. 積立で買っただけでは税金はかからない
ビットコインは、買っただけ・持っているだけでは税金はかかりません。利益に税金がかかるのは、売って日本円にしたときや、ほかの暗号資産と交換したとき、買い物に使ったときです。
ただし積立は購入回数が多いので、売ったときの利益(取得価額)の計算が手作業では大変です。暗号資産の取得価額は、届け出をしなければ総平均法で計算します。取引所が発行する年間取引報告書を使えば、国税庁の計算書に数字を写すだけで計算できます。
平均の買値の計算方法は平均取得単価の計算方法、利益がいくらから税金がかかるかは仮想通貨の税金はいくらから?で解説しています。
4. 新NISAではビットコインを買えない
ビットコインは、新NISAの対象ではありません(2026年10月時点)。NISAの投資信託は利益が非課税ですが、暗号資産の利益は原則として雑所得として、ほかの所得と合わせて課税されます(分離課税への見直しが決まっていますが、適用は2028年分からの見込みです)。
そのため、「NISAの積立」と「ビットコインの積立」を両方したい場合は、非課税で積み立てられるNISAを土台にして、ビットコインは無理のない範囲で上乗せするという順番で考える人が多いです。NISAで毎月いくら積み立てる人が多いかは新NISAは月いくら積み立てる?、どの証券会社で始めるかは新NISAの証券会社比較にまとめています。
📌 NISAと仮想通貨の税金の差、配分の例をくわしく → NISAと仮想通貨どっちから始める?
NISAをまだ始めていない人は、投資信託を100円から積み立てられ、JCBカードでのクレカ積立にも対応している松井証券
も候補になります。申し込み手順は松井証券でNISAを始める手順で解説しています。
松井証券
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※NISAの制度やクレカ積立の条件は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
よくある質問
Q1. ビットコイン積立はいくらから始められますか?
Coincheckつみたては月1万円から、GMOコインのつみたて暗号資産は1回500円からです(2026年10月時点)。サービスごとに最低金額や頻度が違うので、続けやすい金額で選んでください。
Q2. 積立の手数料は本当に無料ですか?
積立サービスの利用手数料は無料のところが多いですが、購入は市場の価格にコストを上乗せした買値で行われるため、その上乗せ分(スプレッド)が実質のコストになります。Coincheckつみたての手数料相当額は0.1〜4.0%です。年12万円の積立なら、スプレッド3%で約3,600円が目安です(当サイトの試算)。
Q3. 積立は途中でやめたり、金額を変えたりできますか?
一般的に、積立の停止や金額の変更はアプリや会員ページから行えます。反映されるタイミングはサービスごとに違うので、変更する前に公式サイトの案内を確認してください。積立をやめても、それまでに買ったビットコインはそのまま残ります。
Q4. 今から積立を始めても遅くないですか?
当サイトでは、価格の予想や買い時の判断はしていません。積立は「いつ買うか」を考えずに、時期を分けて買う方法です。始める時期より、無理のない金額で続けられるかを優先して考えてください。
Q5. 積立したビットコインを売ったら税金はどうなりますか?
売って利益が出た場合は、原則として雑所得として課税されます。会社員で給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告が不要な場合がありますが、住民税の申告は必要です。くわしくは利益20万円以下でも住民税の申告は必要?をご覧ください。
まとめ:まずは続けられる金額で、自動で買う
- ビットコイン積立は月1万円(Coincheck)/1回500円(GMOコイン)から
- 自動引き落としで手間をなくしたいならCoincheck、少額から試すならGMOコイン
- 積立はスプレッドが実質のコスト。月5万円以上になったら、取引所で自分で買う方法も検討
- 毎日・毎月の違いより、続けられる金額かどうかが大切
- 新NISAでは買えないので、NISAを土台に、ビットコインは上乗せで考える
ビットコインは価格の変動が大きく、積立でも買った金額を下回ることがあります。生活に影響しない金額で、まずは小さく始めてみてください。
コインチェック
※本記事は、2026年10月時点の各社の公表情報等をもとに、暗号資産の積立サービスに関する一般的な情報を提供するものです。特定の暗号資産の購入や、特定の取引所・証券会社の利用を推奨・保証するものではありません。
※積立の効果やコストの試算は、一定の前提を置いた概算の目安です。計算例のビットコイン価格は仮の数字で、将来の価格や運用成果を示すものではありません。
※積立サービスの条件・手数料・対象銘柄は変更される場合があります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
※暗号資産は価格変動が大きく、積立であっても元本を下回る可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
※税金の取り扱いは個別の状況により異なります。詳しくは国税庁の情報や税理士等の専門家にご確認ください。
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<参考資料>
Coincheck「Coincheckつみたて」
Coincheck「手数料」
Coincheck FAQ「取引注文ルール(取引所)」
GMOコイン「つみたて暗号資産」
国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」
金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」


