【注目プロジェクト】EigenLayerとは?リステーキングの可能性

2025年に入り、暗号資産(仮想通貨)界隈では「リステーキング(Restaking)」という新たなキーワードが注目を集めています。中でもその中心的存在とされるのが、イーサリアム上のプロジェクト「EigenLayer(アイゲンレイヤー)」です。

本記事では、EigenLayerの仕組みや注目される理由、トークン上場の状況などを解説します。

 

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。
リンクから商品・サービスを申し込まれた場合、当サイトに収益が発生することがあります。

 

1.EigenLayerとは?

EigenLayerは、イーサリアムのセキュリティモデルを再利用(Restaking)することを可能にしています。

具体的には、すでにステーキングされているETHを再活用することができて、他のプロジェクトにもセキュリティを提供できる仕組みが構築されています。

従来、ブロックチェーンごとにバリデーターを用意し、独自のセキュリティを確保する必要がありました。しかしEigenLayerは、イーサリアムの経済的セキュリティを他プロジェクトが“借りる”ことを可能にしています。

 

EigenLayerとは?

 

2.リステーキングとは?

リステーキングとは、「すでにステーキングされているETHを、他のプロトコルのセキュリティにも使う」仕組みです。

 

✅ 従来のステーキング

  • ETHをロックしてイーサリアムネットワークのセキュリティに貢献
  • バリデーター報酬を得る

🔁 リステーキング(EigenLayer)

  • 上記に加え、他のプロトコルにもETHを使ってセキュリティ提供
  • 複数の報酬源を得られる可能性がある

 

いかがでしょうか?可能性が広がっていると思いませんか?
ただし、リスクが無いとも言い切れません。(例えばスラッシュされる範囲が広がるなど)。そのためリターンとリスクのバランスを理解して利用することが求められるでしょう。

 

3.トークン($EIGEN)の上場状況

EigenLayerの独自トークンである$EIGENは、2024年10月にBinanceをはじめとした海外主要取引所で上場しました。

 

  • 現在価格:$1.45前後(2025年7月時点)
  • 時価総額:約4.6億USD
  • 24時間取引量:1億USD以上

 

上場以降、$EIGENは比較的安定した流動性を維持しており、主要なデリバティブ市場でも活発に取引されています。ただし、トークン価格は将来的なユーティリティの拡張やプロジェクト進展に左右されるため、慎重な判断が必要です。

 

→ CoinMarketCapで$EIGENの価格を見る

 

4.なぜ注目されるのか?

1. イーサリアムのセキュリティを再利用できるという画期性

他プロトコルが、独自のバリデータを持たずにEigenLayer経由でセキュリティを享受できることから、新興プロジェクトにとっても大きな利点となります。

 

2. LRT(Liquid Restaking Token)市場の拡大

EigenLayerの発展により、LRTという新しいDeFiの概念も生まれています。これは、リステーキングされたETHの流動性を保ちながら運用できるトークンで、さまざまなプロジェクトが参入しています。

 

※一方でInception(Liquid restakingトークンプラットフォーム)が事業終了を発表したといったニュースも2025年7月に出てきています。

参考記事:https://bitbank.cc/knowledge/breaking/article/x-b7qpxw3s0

 

3. 開発者・投資家の注目度の高さ

Vitalik Buterin氏(イーサリアム創設者)も間接的に関心を示しており、開発者やVCの間で活発な議論が続いています。

 

5.注意点とリスク

EigenLayerは注目を集めている一方で、以下のようなリスクにも注意が必要です。

 

  • 複数プロトコルへのステーキングに伴う複合的なスラッシュ(罰則)のリスク
  • 未成熟な市場の中での過剰なレバレッジ
  • 報酬構造が複雑で理解しにくい点

 

そのため、利用・投資は自己責任で、十分な調査(DYOR)は絶対に行ってください!!

 

6.EigenLayerの公式情報

下記リンクから、最新のアップデートやドキュメントを直接確認できます。

 

 

7.まとめ:EigenLayerは「進化するイーサリアム」を象徴

EigenLayerは、イーサリアムのセキュリティレイヤーを共有可能にすることで、Web3インフラの効率化と分散化を同時に推進する革新的な存在です。

革新性が高い一方で理解が不十分なままの利用や投資にはリスクも伴います。ですので、今後の技術的進展やコミュニティの動向を冷静に見守る姿勢が重要でしょう。

 

始まったばかりの技術であり、過度な期待や誇張は禁物です。とはいえ、個人的には将来に向けての可能性や夢が膨らんでいます。今後の展開を冷静に見守っていきたいと思います。