12月に入り週明けの暗号資産(仮想通貨)市場は波乱のスタートとなりました。 先週は以下の記事の通り、強気の「ハッシュリボン」買いシグナル点灯が出ていました。期待も高まっていたビットコイン(BTC)だったはずです。
11月ももう終わりですね。2025年も年末です。 ビットコイン(BTC)は高値圏からの調整局面が続いています。「このまま下落トレンド入りしてしまうのか?」と相場の行方を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 相場に「絶対」は[…]
しかしながら、12月1日月曜日の取引開始とともに売りが優勢となり一時6%を超える急落を記録しました。この急落の背景で何が起きていたのか?そして、これは年末ラリー終了の合図なのか、それとも絶好の買い場なのか? データから市場の現状を紐解きます。
1. 急落の主因は「ロングの連鎖清算」
今回の下落の最大の要因。それは積み上がっていたロングポジション(買い建玉)の強制清算(ロスカット)と考えられます。どうやら昨日の下落局面で約6億ドル(約900億円)相当のロングポジションが清算されたようです。
- 先週の強気サイン(ハッシュリボン点灯)を見た
- 多くのトレーダーが強気になってレバレッジをかけて買いポジションを持った
- 価格が下がり始めた
- ロスカットが連鎖し下落幅が拡大
こんな感じの流れということでしょう。

2. レバレッジ解消は「健全化」のサイン?
一見ネガティブに見える大規模なロスカット。ですが、相場にとっては「ガス抜き」の効果もあります。
- 過度に積み上がっていたレバレッジが一掃された
- 市場はより身軽で健全な状態に戻った
過去の例では「過熱感の調整」が終わった後、再び力強い上昇トレンドが始まることも多々ありました。
まとめ:短期のノイズに惑わされず、本質を見よう
ハッシュリボンという中長期の強気サインはまだ完全に否定されたわけではありません。 今回の急落は上昇トレンドの中の「健全な調整」である可能性も高いです。感情でトレードせずレバレッジの状況や大口の動向などを客観的に見て、冷静に次のチャンスを待ちましょう。
※本記事は特定の暗号資産の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行われますようお願いいたします。
