DeFi(分散型金融)において、システムの不具合による損失が補填されるケースは稀です。しかし、Paradexはその常識を覆しました。メンテナンス中のバグにより発生した誤った清算について、総額65万ドル(約9700億円)を全額返金すると発表したのです。
凄いですよね。。。
何が起きたのか
Cointelegraphによると、定期メンテナンス中にオラクル(価格参照システム)が誤作動を起こし、市場価格とかけ離れたレートでユーザーのポジションが強制決済されてしまいました。被害を受けたのは約200アカウントとのこと。
SNSでは悲鳴が上がりましたが、Paradexチームの反応は極めて迅速でした。問題発生から数時間以内にバグを特定し、補償方針を打ち出したとのことです。

信頼はプライスレス
Paradexは比較的新しいプラットフォームであり、ここで評判を落とすことは致命的になりかねません。彼らは目先の65万ドルよりも、長期的なユーザーからの信頼を選んだ模様。
ユーザーの資金を守ることは最優先事項。
この姿勢は中央集権的な取引所(CeFi)と同等、あるいはそれ以上の安心感をコミュニティに与えることに成功したようです。とはいえ、メンテナンス中のバグ発生の誤った清算がなければこんなことにはならなかったんですがね。。。
DeFiの成熟
この事件は、DeFiプロトコルが技術的実験場から、責任ある金融サービスへと脱皮しつつあることを示しています。
完全な非中央集権(DAOによる決定など)は理想ですが、緊急時には今回のようなトップダウンの迅速な意思決定がユーザーを救うことも事実です。分散性とガバナンスのバランス、そして何かあった時の「補償能力(トレジャリー)」の有無が、今後のプロトコル選びの重要な基準になるでしょう。
🔗 参考リンク・引用元:
・Cointelegraph.com News (Fri, 23 Jan 2026)
・Cointelegraph.com News (Fri, 23 Jan 2026)


